二十四節氣・立夏
2021年5月5日、太陽が黄経45度を通過し、二十四節氣の7番目『立夏(りっか)』を迎えた。
立夏の期間は、『小満(しょうまん)』の前日(2021年は5月20日)まで。
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
《 立夏って? 》
立夏は、夏の始まりの二十四節氣。
二十四節氣では、『立秋』前日までが夏。
夏となるのは、『立夏』『小満』『芒種(ぼうしゅ)』『夏至(げし)』『小暑(しょうしょ)』『大暑(たいしょ)』の6つ。
「立」には、「新しい季節になる」の意味がある。
夏の氣配が立ち始め「初夏」と呼ぶに相応しい新緑の季節を迎える。
日差しが強くなり、氣温が上がり、暑い日もあるが 風が心地よくもあり、野原や田んぼで蛙が鳴き始め、土を肥やすミミズが土の中から出てきたりもする…… そんな頃。
八十八夜も過ぎて、茶摘みは最盛期となるからか、店先にはいろんな商品の「抹茶味」が多くなってくる。
新緑が目立ち始め、木々は繁り、山々は緑の濃淡に染まり、清々しい氣分になりやすい… そんな季節。
匂いだけでなく 様々な氣配が漂うことも「薫る」と表現され、この時季に新緑の間を吹き抜ける心地よい風は「薫風」と呼ばれる。
「薫風」を感じながら、新緑の中をお散歩するのも季節を身近に感じられて良いのでは…?
《 立夏の身体のコト 》
5月に入って清々しく、過ごしやすい氣候になり
外へと出たくなる季節…のはずなんだけど、大阪は5月になって雨の日も多くて、ちょっと冷んやりしてたり、蒸しっとしたりとなんだか鬱陶しかったりもしている。
まぁ氣持ち良い日々だったとしても、昨年に引き続き今年も、外であろうと なかなか集って氣持ち良さを共有する事は難しいんだけど…。
せっかくの心地よい季節、自然に触れていただきたいなぁ。
人が周りに居なければ ぜひ外でマスクを外して深呼吸もしていただきたい。
外へと出たくない様であれば、せめて窓を開け外の空気で深呼吸していただければと思う。
(花粉症などの症状がある時は別ですけどね…(^^; )
立夏から夏なわけで、夏は排泄の季節。
代謝も上がりやすく、汗もかきやすくなってくる。
汗をかき、体内の老廃物を汗と共に体外に排泄する季節が夏ってコト。
本格的な夏にシッカリと汗がかける身体であるように、夏バテをしない身体で居られるように、初夏と言われる間(立夏から芒種の終わりまで)に準備を仕上げていきたい。
排泄を促す為にも、出来れば外で身体を心地よく大きく動かしていただきたいのだけど…… なかなか難しいかな?とも思うので、お家の中で出来るオススメの運動をお伝えする。
下半身には大きな筋肉があるから、そこをシッカリと動かすことがオススメ。
ってことで、オススメは「腿上げ」「お尻蹴り」「スクワット」。
足首や足指もシッカリと動かしておいていただくと、夏場の冷房での冷え対策にもなる
ただまぁ…氣が向いた時には、ぜひ外をお散歩しながら腿上げしたりしてみると良いと思う。
《 季節の食材 》
季節はグラデーションのように変わっていくものだと思う。
「夏になったのだから、春のモノは終わり」では無く、春の名残りの食材もぜひとも摂っておきたいもの。
「名残りのモノ」と「はしりのモノ」を「盛りなモノ」と組み合わせて食べていきたい。
そして通称「五月病」とかっていう軽いウツのような症状が出やすいのが、立夏を迎えた今頃だと思う。
「なんとなく氣が晴れない」「なんとなくダルい」なんて時、氣を晴らしてくれたり代謝を上げてくれたりってしてくれる食材も出てくるから、そういうモノも摂っていけると良いと思う。
シソや蓮根、トマトなどを取り入れるのもオススメだし、食材じゃないけど梅醤番茶を飲むのもオススメだなぁ。
・筍・クレソン・こごみ・ゼンマイ・山椒・ふき・タラの芽・よもぎ・新じゃがいも・アスパラガス・新玉ねぎ・春キャベツ・さやえんどう・トマト・いちご・メロン・さくらんぼ・バイ貝・トコブシ・ホタルイカ・ミミイカ・シャコ・鯵・カツオ…… などなど。
あれこれ伝えたいと思っていたら、長くなってしまった。
人は動きを制限されたとしても、自然は動き、季節は移ろうモノ。
自然に添う氣持ちを忘れず、少しでも「今」を健やかに笑顔で過ごしていただければ…と願ってやまぬ。
…ってコトで、そろそろお開きとする。
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