二十四節氣・冬至
2021年12月22日、太陽が黄経270度を通過し、二十四節氣の22番目『冬至(とうじ)』を迎えた。
冬至の期間は、『小寒(しょうかん)』の前日(2022年は1月4日)まで。
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」。
【二十四節氣って…?】には、もう少し詳しく伝えてます。
《 冬至って? 》
日としての冬至は、昼の長さが1番短くなる日、太陽の力が1番弱くなる日。
翌日からは再び太陽の力がよみがえってくるコトから『一陽来復(いちようらいふく)』とも言われる日。
古くはこの日を1年の境目として祝っていたのだとか…。
期間としての冬至とみると、日はほんの僅かずつ長くなるけど、寒さは厳しくなっていく時季。
「冬至 冬なか 冬はじめ」とも言われ、暦の上では冬の真ん中だけど本格的な寒さはこらからって時季。
動物は冬眠し、植物は葉を落とすものが多く、昔は食料も手に入りにくくなる…そんな時季。
クリスマスや年末年始を含む期間でもあり、何かと氣忙しく、慌ただしさを感じたり、ウキウキしたり、落ち着きがどこかに出かけそうな雰囲気と晴天が少なく氣が塞ぎそうな雰囲気とが交差する…そんなイメージが私にはあるかなぁ〜。
《 冬至の身体のこと 》
冬至は「夜が1番長い日」ではあるけど、寒さが1番厳しい訳では無い。
寒さはこれから盛りがやってくる。
どんなに予想氣温が高めであろうが、平年と比べて暖かいと言われようが、兎にも角にも「下半身は真冬装束」で温めるを忘れずに過ごしたい時季。
上半身は脱ぎ着が出来るよう重ね着+カイロ、下半身は真冬の装備(カイロ含む)、と していただくと、暑さを感じたら上半身で調節出来るし、冷えのぼせ対策とも出来てオススメ。
建物内は暖房が効いていても足元は冷えているからね、下半身はとにかく冷やさぬ様、温めて過ごすが吉。
来年の春から夏の体調にも響いてくるから、くれぐれも氣を付けてね。
柚子湯は身体を温めててくれるから、冬至の日だけではもったいない。
ぜひ、年末の疲れ取りにも、年始の寛ぎにも取り入れて過ごしてもらいたいなぁ〜。
《 季節の食材・冬至 》
「冬至にはカボチャを食べる」とはよく言われる。
「かぼちゃ」の旬は夏なのだけど、長期保存が可能な野菜で秋・冬まで置いておくことで甘みが増えるのだとか…。
昔は冬至の頃に食べれる野菜も少なく、貴重な栄養源だったとのこと。
栄養価も高くて、風邪や中風の予防に効果的であったり、肌や粘膜を丈夫にしたり、動脈硬化の予防にも欠かせない…そんな栄養素も多く含む。
カボチャの黄色は魔除けの色だからとか、『冬至に「ん」のつく物を食べると運が上がる』(カボチャも漢字で書くと「南瓜(なんきん)」)とか とも言われるが、栄養面からみてもカボチャはこの時季オススメの食材。
もちろん、鍋物や根菜類も引き続きオススメ。
・かぼちゃ・れんこん・さつまいも・カブ・ねぎ・長芋・山芋・ごぼう・春菊・白菜・ほうれん草・大根・ユリ根・クワイ・水菜・りんご・みかん・ユズ・クエ・カレイ・ハマチ・ぶり・カマス・ヒラメ・カワハギ・ニシン・ししゃも・牡蠣・あんこう・メバル …… などなど。
写真は近所のショッピングセンターのクリスマスツリー。
買い物に出掛けた時に思わず撮ってしまったよ(^^;
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