二十四節氣のお便り・『雨水(うすい)』
本日(2/19)は、二十四節氣(※)のひとつ
『雨水(うすい)』の始まりの日。
二十四節氣の「中氣」の1番目。
「中氣」は月の名が決まる基準
西洋占星術では、星座の切り替わり。
『雨水』は…
降っていた雪が雨へと変わり
積もった雪が解け始めるころ
山に積もった雪もユックリと溶けだし
春の雨によって
冬の間固まった田畑が潤いだし
草木が少しずつ芽生え始める…
雪解けが始まり
地面が潤い
春一番も吹き
春の氣配を少しずつ感じ始める…
冬ごもりしていた動物たちも
活動を始める…
そんな季節。
実際のところ
積雪のピークにあたることもある
徐々に雪から雨へと変わってゆく兆候…
と 見る方が しっくりするかも知れない。
雪氷が解け始め、寒さも緩み始め、
寒暖を繰り返す「三寒四温」となってゆく。
草木に養分を与えてくれる この時期の雨を
「養花雨(ようかう)」と呼び
恵みの雨としてきた。
『雨水』の時期から春先にかけての雨は
「甘雨(かんう)」「慈雨(じう)」
「催花雨(さいかう)」など…
様々な呼び名がある。
昔から人々が自然の恵みに対し
畏敬の念を抱き、
生活する上で大切なモノ と
扱っていたことが伺える。
まだ寒いから雨の日はヒヤリと冷えるけど
ひと雨ごとに
春は感じられるようになってくる。
……とは言っても
「暑さ寒さも彼岸まで」といった言葉もある
関西では「お水取りが終わらないと寒さは抜けない」とも言う。
氣を付けて過ごし
「ごきげん♪」に過ごせる日が
この『雨水(うすい)』も多くありますように…!
あ…!
『雨水』の終わりごろにある五節句のひとつ
『上巳の節句(ひな祭り)』の「ひな飾り」
今日、『雨水』の日に飾ると
良縁に恵まれるそうですよ(^^)
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」です。
#二十四節気 #雨水 #うすい
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