二十四節氣のお便り『啓蟄(けいちつ)』

本日(3/6)は、二十四節氣(※)のひとつ
『啓蟄(けいちつ)』の始まりの日。

 
『啓蟄』は…
 
「啓」は ひらく、
「蟄」は 土中で冬ごもりしている虫。
「冬ごもりの虫が這い出でる」という意味。
 
 
大地が暖まり、冬眠していた虫たちが
春の訪れを感じて穴から出てくるころ。
 
まだ寒さを感じることもある時期だけど
ひと雨ごとに氣温が上がり
日差しも徐々に暖かくなる…
春雷がひときわ大きく鳴り…
桃の花が咲き始め…
青虫が羽化して蝶となる…
 
だんだんと春を実感しやすくなる…
 
 
そんな季節。

 
 
『立春』を過ぎて初めて鳴る雷を
「虫出しの雷」ともいい
「虫たちは雷の音に驚いて冬眠から目覚めたのだ」と
雷と虫を結びつけ「驚蟄(けいちつ)」とも…
日本以外の漢字文化圏では
こちらの『驚蟄』と書くそう。
 
 
『啓蟄』は虫たちが動き始めることから
「菰(こも)はずし」や「菰(こも)焼き」が
あちらこちらで行われる。
 
「菰」は、ワラで編んだ敷物のような物。
冬になる前に松の幹などに巻き付けると
冬の間、虫は「菰」を寝床とする。
『啓蟄』に松の幹から「菰」を外し焼くことで
松の木を害虫から守るのである。
 
 
 
また、
『啓蟄』には 雛人形を片付ける
とも言われる。
 
元々 人形は災厄を引き受けてもらうモノ。
その「災厄を引き受けてくれた人形」を
いつまでも出したままなのは縁起が悪い…
と言うこと…らしい。
 
ただ、人形を片付けるのは
よく晴れて湿氣の無い日の方が良い!
なかなか片付けられない時は
人形を後ろに向けておくと良いそうですよ(^^)
 
 
「お水取り」も もうすぐ!
少しずつ暖かい日も増えて来るとは思うけど
寒暖差が油断出来ない時期でもあります。
 
上半身は徐々に春物にしても
腰から下はまだ温かくして過ごしてくださいね。
 
旬のほろ苦さをいただくと
春ならではのデトックスにもなります。
 
 
氣を付けて過ごし
「ごきげん♪」に過ごせる日が
この『啓蟄(けいちつ)』も多くありますように…!
 
 
 
 
※二十四節気を簡単に言うと…
「太陽の動きに合わせて1年を24分割した、季節の目安」です。
 
 
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